12 月 21 日に洗足池小学校の 6 年生を対象に「電池をつくろう」という授業を行いました。
約 2 時間ずつ、午前と午後でクラスをかえ、「電池に必要なものは何だろう?」と考えながら説明や実験をしました。
このイベントを実施するにあたり、電池のしくみを学ぶのが高校であることと小学校 6 年生で学習している範囲を考えて、 「さまざまな実験で体感してもらうこと」と「身のまわりの材料を用いて電池をつくれることを理解してもらうこと」を 目的にしました。
また、このイベントは通常と異なり、理科の授業中に実施されることもあり、実験結果をワークシートに記入していき、 理解に役立ててもらうことにしました。
200 年以上前に発明されたボルタ電池の再現として、以下の実験を行いました。 電池として機能しているかどうかは電流計やメロディーカード、ソーラー電池用モーターを使いました。
いろいろな板(木、プラスチック、鉄、銅、アルミニウム、亜鉛)を食塩水につけてみて、
どのような組み合わせで電池になるのか調べる。
いろいろな液体(油、エタノール、お酢、塩酸、水酸化ナトリウム水溶液)やレモンを用いて、
どのような液体で電池になるのか調べる。
どのような組み合わせで成功するのかを班の仲間と予想しながら実験していき、予想に反したときの驚きや、予想通りに 電池になってモーターのプロペラが回ったときの歓声がとても印象的でした。
最後に、人間を電解質に見立てた人間電池の実験と、レモン電池をいくつ直列につないだら LED がつくのか? という 実験をおまけでしたのですが、イベント後のアンケートではこれらも好評でした。
(リーダー談)
極板は銅と亜鉛、コップの中には食塩水が入っています。 | 2 個直列につなぐと、LED が光ります。 |