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骨伝導

振動を電気に、電気を振動に

電磁誘導 録音・再生について説明する前に、まず磁石と電気について見てみましょう。 左図のように、導線を何重にも巻いたものをコイルといいます。 このコイルの中で磁石が振動すると、導線に電流が流れます。逆に、導線に電流を流すと、磁石が振動します。

ここで、磁石に向かって話しかけるとどうなるでしょうか?
声の振動が磁石を動かし、その磁石の振動で導線に電流が流れます。この電流を CD などに記録すると、録音になります。 再生するときは、記録した電流を導線に流します。 すると、磁石に話しかけたときと同じ振動が発生し、磁石から声が聞こえます。

耳の仕組みと骨伝導

気導音 通常、音は鼓膜から耳小骨に伝わり、そこで振動が増強され、蝸牛に伝わることで聞こえます。 一方、骨伝導スピーカーは鼓膜や耳小骨を介さずに、直接蝸牛に伝えることができます。これを“骨導”といいます。

骨導音 この骨導を使うと、難聴の方でも蝸牛やその先の神経に問題がなければ音が聞こえます。また、ジェットやヘリコプターなど 大きな騒音下に置かれる人や消防のようにマスクをしなければならない人でも通信することが出来ます。

http://www.t-scitech.net/history/miraikan/sound/born.html