東工大 ScienceTechno × 緑が丘文化会館 企画

はじめに

1. カメラを構成する部品
2. 印画紙の仕組み
3. ピンホールレンズの原理

ピンホールカメラを作ろう!

ピンホールレンズの原理

ピンホールレンズとは、薄い板に小さな穴を開けただけのものです。 しかし、このレンズが写真を撮るときには重要な役割を果たします。 ピンホールレンズがない場合とある場合では、写真の写り方がどのように違うのか見てみましょう。

ピンホールレンズを使わなかった場合

印画紙に被写体が重なってしまう ピンホールレンズを使わず、撮影する物体と印画紙を右の図のように置いたとします。 するとから出た光は、矢印で表されたように印画紙の色々なところに届くため、印画紙の上にはの画像が重なって写ってしまいます。
これでは何が写真に写っているのかわかりません。

そこで…

ピンホールレンズを使った場合

印画紙に被写体が重ならない 右の図のようにピンホールレンズを置くと、から出た光はピンホールレンズを通って進むことで、それぞれ印画紙の特定の部分にのみ当たります。 これにより、印画紙の上にはの画像がきれいに分かれて写ります。
(上の図と比べてみてください)

このように、
ピンホールレンズと印画紙を組み合わせると
印画紙にきれいな画像を
写すことができるのです。