ピンホールカメラを作ろう!
ピンホールレンズの原理
ピンホールレンズとは、薄い板に小さな穴を開けただけのものです。
しかし、このレンズが写真を撮るときには重要な役割を果たします。
ピンホールレンズがない場合とある場合では、写真の写り方がどのように違うのか見てみましょう。
ピンホールレンズを使わなかった場合
ピンホールレンズを使わず、撮影する物体□・○・◇と印画紙を右の図のように置いたとします。
すると□・○・◇から出た光は、矢印で表されたように印画紙の色々なところに届くため、印画紙の上には□・○・◇の画像が重なって写ってしまいます。
これでは何が写真に写っているのかわかりません。
そこで…
ピンホールレンズを使った場合
右の図のようにピンホールレンズを置くと、□・○・◇から出た光はピンホールレンズを通って進むことで、それぞれ印画紙の特定の部分にのみ当たります。
これにより、印画紙の上には□・○・◇の画像がきれいに分かれて写ります。
(上の図と比べてみてください)
このように、
ピンホールレンズと印画紙を組み合わせると
印画紙にきれいな画像を
写すことができるのです。
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