ホバークラフトが浮上する原理
具体的な諸元を決めよう 機体サイズ 機体上面の大きさは、1820mm×910mmとする。 このサイズに決定した根拠は、入手できる木材の板や角材のサイズは1820mm(6尺)を基準としていることによる。 浮上高さ 浮上した時の地面から機体上面までの高さは約160mmとする。 一般的にホバークラフトの浮上高さは、機体の幅の1/7程度にするのが良いと言われています。 浮上重量 乗る人の体重+機体の自重=100Kgとする。 送風機の合計出力 機体上面の面積は1.82m × 0.91m = 1.66m2 浮上重量=100Kg であるので、単純に計算すると590Paの空気圧を得ることが出来れば浮上できることになる。ただし、余裕を見て送風機の吐き出し圧力は750Pa(全圧)とする。 合計風量は10m3/min とする。 これは、実験機2号で得られたデータ。今回のメンバーが以前にホバークラフトを作った時の経験によりこの風量に決定した。 すなわち、ファンの出力は理想的には 750Pa × 0.167 m3/sec = 125 W となる。 送風機の設計 送風機は大きく分類すると、軸流ファンと遠心ファンの二種類があります。軸流ファンは、ちょうど扇風機のような形状の送風機で、得られる圧力は高くないが大きな流量を得ることができます。一方、遠心ファンはシステムキッチンの換気扇などに使われていて、比較的高い圧力が欲しい場合に用いられます。 今回は以下のような理由から遠心ファンを使うことにしました。 ・比較的高い圧力が欲しい。 ・厚紙でも容易に作ることができる。(性能に大きな影響をもたらす羽根の角度を設計通りに作ることが容易) ・強度が高い。 ・設計点から外れた状態で運転しても、性能が安定している。 送風機で得られる圧力は羽根車の外周速度のみでほとんど決まってしまう。つまり、送風機の台数をいくら増やしたところで増加するのは空気の流量のみで、圧力はさほど上昇しない。1台で目標とする750Paの圧力が得られるファンを作り、それを何個も並列運転させることで、目標とする10m3/minの流量を得る必要があるのだ。 750Paの圧力を得るためには、羽根車の外周速度を約77m/にする必要がある。ここで、羽根車の直径を大きくすれば羽根車の回転数を低くすることができる。その反対に羽根車の直径を小さくしたいならば回転数を上げれば良いことになります。
自首します。。。ルール違反をしました。 模型工作用のモーターと言いながら若干大きめのモーターを選定しました。しかも、12V用のモーターです。 さらに悪どいことに、このモーターに18〜20Vの電圧をかけて回す設計です。 なにか文句あるかぁ?? この程度のモーターでも十分にも計工作用と呼んで問題無い範囲だぞ! 「模型用モーターで人を浮かせよう」なんて計画にそもそも無理があるんだよ! つづく・・・ |
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