遺伝子組換え食品とは?

遺伝子組換え技術を用いて他の生物から有用遺伝子を導入して作った作物
人為交配による間接的な遺伝子組換えから、 直接的な遺伝子組換えによる品種改良

目的

  • 生産性の向上
    • 将来 90 億人を超すであろう人口を養うため
    • 農家の方々の労力を省き、生産効率を高めるため
    • 厳しい環境条件下での作物栽培を可能にするため
  • 高付加価値
    • 消費者のニーズにあった作物を作るため

有用遺伝子の見つけ方の例

例えば、赤い花を咲かせる植物のどの遺伝子が『花の色を赤くする』作用を持つのかが知りたいとすると…

染色体上を動き回る転移因子、トランスポゾン(動く遺伝子)を利用する。 まず、トランスポゾンを目的の植物体(赤い花が咲く植物)に入れる。次に、花の色によって分類する

「花の色が赤い」

花を赤くする遺伝子が働いている
「花の色が赤くない」

花を赤くする遺伝子がトランスポゾンの挿入によって破壊されているために、その性質を発現できない。 →花の色が赤くならない

つまり、花の色が赤くならない植物体を選び出し、さらにトランスポゾンが入りこんでいる場所を探せば、 そこに花の色を赤くする遺伝子があることがわかる

http://www.t-scitech.net/history/miraikan/gmo/gmo1.html