遺伝子組換え食品の流通

現在日本で流通している遺伝子組換え食品のほとんどは海外からの輸入である。 特にアメリカからの輸入量は非常に多い(全世界の7割の遺伝子組換え食品を生産している)。以前は分別されずに 輸入されていたが、最近では遺伝子組換え作物に対する不安が高まったため、分別して輸入することも多くなってきた。 その場合は分別生産流通管理(IP ハンドリング)が行なわれている。

IP ハンドリングは外国農場から食品製造業者まで遺伝子組換え作物の混入が無いように管理し、 書類等で社会的にその管理が証明される制度。非組換え表示をする場合はこの証明書が必要になる。

輸入時での検査

認可されている組換え食品は安全であると言われていることから、病原菌のように輸入時検査は行なわれていない。 現状では全て検査を行なうと莫大なお金がかかってしまうことも 1 つの理由である。 しかし、非組換え食品の IP ハンドリングが正しく行なわれているかは検疫所が監視し、問題がある場合は指示をしている。

スターリンクに関しては、輸出前だけではなく輸入時の荷揚げ前に検査している。 数分で検査結果が出る装置が開発されたので検査に時間がかからない。

スターリンクは日本で安全性未審査でアレルギー性があるとされた組換えトウモロコシである。 主に飼料用にされていたが、その後の試験でアレルギー性はないことが分かった。 しかし、現在ではほとんど回収され栽培されていない。

IP ハンドリングの仕組み

非組換え食品を輸入する場合は IP ハンドリングにしたがって、書類を作成することで 組換え食品が混入していないことを社会的に証明している。

IP ハンドリングに準じたダイズ、トウモロコシと流通経路

ダイズ…輸入の 80% は油に加工、残りは家畜の飼料にされ、食用はあまりない。 国産ダイズは全て食用に使われる。

コーン…国産はほとんどない。輸入の 75% は家畜の飼料に 、残りの 25% はデンプン、コーンスターチなどに加工され使われている。

http://www.t-scitech.net/history/miraikan/gmo/safety4.html